DFA JAPAN代表のコラムが毎日新聞(毎週金曜日)で連載されています。

テーマは『幸せを呼ぶブーケ』

第1回は『ウェディングブーケ編』として、第10章で構成されています。

第9回目の12月3日は【第9章 らせん状】


今回のデザインはハンドタイドブーケ(hand-tied bouquet)。花屋さんで一般的に販売されている花束の事です。すべての茎が、バンディング・ポイントで(花・葉を紐で結束する点。茎がクロスする点)、らせん状にねじれているブーケの事です。茎を切口を地面に水平に切るとバランスの取れたブーケはそのままで立ちます。別名スパイラル(らせん形)・ブーケともいいます。スパイラルに組んでいくには、一定のリズムが必要です。リズムを作るには先ず花材の長さを揃え茎の葉の掃除(下準備)が重要です。テーブルに花材を並べ順番にリズムよく一定の方向に組んで行きます。この時に重要なのは出来上がりのイメージを持つ事です。形を丸にするには、丸くなるようにとイメージする事です。家を立てる時と同じで、出来上がりの設計図が重要ですね。
このハンドタイドブーケのテクニックは、花屋さんの力量が試されるところでも有ります。そう言う見方で花屋さんを見るのも面白いかもしれません。

結び目がバインディングポイント

 

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